シャンプーの癒しを科学する

2018年02月20日

昨年末、とある美容業界誌の企画のお話をいただきました。

シャンプーによる癒しの効果を測定するというもので、個人的にも大変興味があったのでお受けすることにしました。

具体的には、耳にクリップを付けて計測しながらシャンプー中の脈動を計測。そしてシャンプー前後の唾液アミラーゼの測定という方法です。

桜美林大学の山口教授監修のもと、撮影は行われました。

(山口教授は触れることの癒しを研究されている方)

とはいえただ測定と言っても、その度合いには個人差がありますから、比較をしなければ始まりません。

「シャンプー技法の違い」

2種類のシャンプー技法を同じモデルさんに体験して頂き、その効果を測定するというものです。

そのシャンプー技法の違いというのが、通常美容室で行われている”こすり洗い”と、HOU(ホウ)が提案する”マッサージ洗い”です。

期待以上の効果の違いに、初めは驚きましたが、良く考えてみると当たり前のことのように思えました。

何より2つのシャンプー技法でシャンプーを行った僕が感じた違いは

こすり洗いだと計測時間の5分間がとても長く感じるのに対して、マッサージしている5分間はあっという間に過ぎてしまうということ。

マッサージに入り込んでいるのもありますが、こすり洗いだと「まだ5分経たないの?」という雑念が離れません^^;

もう一つ、こすり洗いだと自分の手がどんどん冷たくなっていきます。

逆にマッサージシャンプーの場合、手がポカポカ温かくなったままなのです。

これはとても不思議に感じましたが、これこそが山口教授の著書にも書かれている、触れることの癒しそのものなのですね。

動物が群れを成す習性や、寄り添うことも、全ては生存確率を上げるという本能からとる行動と考えられているようです。

寄り添うことはお互いの体温保持の為に、とても有効であり、その行為こそが癒しに繋がる触れ合いなのだと考えられています。

HOU(ホウ)が考えるシャンプーも、温もりで互いに癒される、そんな技術や商品でありたいと願っています。